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信じる力


何か大きな流れの中で起こってしまったやるせないような現実を前に感じる強い無力感。 そして、いつしか挑戦することが怖くなっていた。 安全地帯を飛び出して傷つくならば、今のままで十分?本当にそう? 諦めたくない自分にも気付いていた。 怖いという気持ちの中にある、期待と不安のバランス、好奇心と恐怖の駆け引き。 何事も100%はあり得ない。 自分が100%正しいと思った方向でも、1%の予期せぬ可能性を含んでいるかもしれない。 それでも、その1%に引きずられず、100%の成功を信じて、99%に意識を向けることの大切さを素晴らしい人たちから教えてもらった。 99%に集中すれば、その1%は1%よりもずっと小さく、限りなく低い可能性になっていく… 現実はきっともっと見たい景色に近づいていくはず。 自分も世界の一部。だから、自分を信じるということは、実は自分を越えた世界を信じて生きるということなのかもしれない。 私は今NYに来ている。 - ブロードウェイの舞台で命を燃やすように演じるキャストとその情熱な歓喜するゲスト - ハーレムの教会で声高らかにゴスペルを歌う信仰者 - 9.11の前で平和への祈りを捧げる世界中の人々… まだたった3日しか経っていないけれど、心に刻まれる瞬間がたくさんあった。 この街が輝き、世界中の人々を魅きつける理由。 それはこの街に集まる人々の自分と世界を信じる圧倒的な力とその力によって生まれる一体感だと感じた。 主体的に生きることは決して楽ではない。 けれども、自分が信じた景色を見たいからこそ、一瞬一瞬が人生のかけがえのない時間になる。 今ここの瞬間を味わい尽くすように生きることができるのではないだろうか。 世界に向けていつでも真摯に生きることの神聖さと人生そのものを創造していく楽しさ。 それが今の私にとっての信じる力。


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