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108回のスーリャナマスカーラ

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いいたします。 昨年の12/30に、「年末恒例108回のスーリャナマスカーラ」というイベントに参加しました。 スーリャナマスカーラとは太陽礼拝のことで、最も有名なヨガのシークエンスのひとつ。太陽に向かって祈りを捧げるポーズということは共通していますが、流派によってさまざまな形があります。 108という数字は、仏教で煩悩の数と言われています。きっと誰しも1年もあれば、108ぐらいは煩悩があるもの。年の瀬に1年を振り返りながら108回の太陽礼拝をして、すっきりして新年を迎えましょうというイベントです。 年末年始になると、さまざまなヨガスタジオでこのようなイベントが開かれていて、日本でも定着しつつあるのかなと思います。わたしが通っているスタジオでも毎年恒例になっているようですが、わたしは今回初めて参加しました。 最初に先生から一言。 「目を閉じて自然に心に浮かんでくることを観察しましょう。それが煩悩、つまり、やりきれなかったことです。そして、そのことについてもう少し考えてみましょう。もしもそのことが次の何かにつながるために必要なことだったと納得できたならば、それは煩悩ではなくなります。もし皆さんがすべてに納得できたならば、108回も太陽礼拝をする必要はありませんので、終わり次第自由に帰ってください(笑)」 ・・・この言葉でちょっと肩の力が抜けた私。リラックスして108回のスーリャナマスカーラに臨めました。

何事も自分の捉え方次第で見方が変わるということは、ヨガを通して学んだことです。 忙しく過ごす毎日の中で、一旦立ち止まるようにこのような時間をもつことはとても贅沢なことだなと感じました。 先生曰く、108回連続すると1時間程度で終わるそうですが、わたしは12回×9回のセットで、途中休憩をとりながらたっぷり2時間かけて行いました。 最初はちょっと重かった身体も動いているうちに徐々に軽くなり、半分を過ぎる頃には呼吸と身体の動きがぴったりと合う心地良さを感じ始めました。そして、最後の2セット、24回連続のスーリャナマスカーラではランナーズハイならぬスーリャナマスカーラズハイに!!!ヨガをしているうちに身体に羽根が生えたように軽くなるという経験はこれまでも何度もありますが、同じ動きを繰り返して勝手に身体が動いて気持ちいい、というのは今までにない経験でした。最後のシャバアーサナ(お休みの時間)はまさに至福の時間…♡ 最近、慌ただしく過ごしていた毎日。 日々の生活や仕事にも、ただただ真摯に繰り返すことで見えてくることがあるのかもしれません。 2015年は今まで見過ごしていたことにも目を向けて、ちょっとゆっくり、丁寧に過ごす年にしたいと感じた年末でした。

写真は大晦日の夕暮れと東京タワー。

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