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COLUMN

Hello! Our baby -Sophrology method-

Looking forward to baby's arrival!|その日を待ちわびて

夏に日本に帰省した際、近くの産院で開催されていたSophrology method(ソフロロジー式分娩)の母親学級に参加しました。


ソフロロジー式分娩は、ラマーズ法につぐ新しい分娩法としてフランスを中心に広まりを見せている分娩法。

日本でも1987年に初めて取り入れられて以来拡大しているようで、本やインターネットでもよく見かけます。


今回この母親学級を受けてみようと思ったのは、ソフロロジー式分娩には「日本の禅やインドのヨガの技法も加わっている」と聞いて、どんなものなのか気になったからでした。


ソフロロジー式分娩で特徴があるのは“イメージトレーニング”。

「陣痛を痛いもの、怖いものではなく、赤ちゃんが産まれる上で大切なエネルギーであると意識し、お母さんがリラックスすればするほど十分な酸素が赤ちゃんに渡されるということを繰り返しイメージトレーニングすることにより、お母さん主体のお産が実現する」という考え方だそう。


この考え方は、以前 Bliss Baby Yogaマタニティヨガ指導者養成講座を受講したときに学んだアイディアととても近いものだったので、個人的には最初から納得感がありました。

当時は妊娠・出産の漠然としたイメージしかありませんでしたが、憧れる気持ちと同じかそれ以上に私の中にあったのは、「出産=痛み=怖い・不安」というイメージ・・・

それが、「痛み=赤ちゃんが頑張ってくれているエネルギー!&赤ちゃんとお母さんの共同作業であり、(無意味に)痛い、怖いものではない」とポジティブな捉え方に変わっただけで、出産を恐れる気持ちがだいぶ軽減されたのです。


この発想の転換は他のことにも応用できそうですし、ヨガの考え方(物事それ自体に良し悪しはなく、全ては捉え方次第)にも通じる部分があるなぁと思っていたので、今回ソフロロジーがもともとはスペイン人の精神神経科医によって創案された学問であると知ってなんだか腑に落ちる感じもしました。



母親学級でもこんなワークショップで、ソフロロジのイメージトレーニングを実体験。

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1. 手のひらの上に、氷ひとつを50秒(だいたいの陣痛の時間だそう)乗せる

2. 1.の際、ただ氷を見つめる、呼吸に意識を向ける、雪の日の楽しかった思い出をイメージする、など様々なパターンを試す

3. 2.のそれぞれでどう感じ方が変わったか、参加者とシェアする

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結果、参加者の皆さんほぼ全員とも、氷ひとつを手のひらの上に50秒乗せるという事実は変わっていないにも関わらず、、流れる時間の感覚やその時の気持ちはそれぞれのパターンでかなり違ったという話でもちきりに!


私は最初に氷を手のひらに乗せたときは、「冷たい、嫌、苦痛、いつまで続くんだろう?早く終わって欲しい」という気持ちで頭がいっぱいで、たった50秒なのにすごく長く感じました。笑


それが、呼吸に意識を向けたときは、自分の外側よりも内側に意識が向いて、一歩引いてありのままを受け入れるような境地に、雪の日の楽しかった思い出をイメージしたときは、冷たい=嫌なものではなく、もっとわくわくする気持ちの方に浸ることができて、時間が過ぎるのが早く感じた、というか、時間を意識するタイミングがなく時が流れた感じだったのです。

確かに、何かに夢中になっているときって、いつもと時の流れが違ったりしますよね。人間の感覚って本当に興味深い・・・!


これから出産に向けて、ソフロロジーのイメージトレーニング方法をセルフプラクティスにも、マタニティヨガクラスにも積極的に取り入れてみたいと思います。



ところで、私の出産予定日は2019年1月3日。本日、2018年9月25日は出産予定日の100日前♡

そう、忘れもしない、去年から今年にかけての年末年始、ボストンは注意報が出るほどのsnow stormに見舞われていたのですよ。今年はそこまででないと良いのですが。汗


もしかして、真っ白な雪が降る日に産まれてくるのかな。そんなときも、寒いよりも自然の美しさに目を向けられたらいいなぁ〜

なんて、今から想像を膨らませています。


平成最後となる年に生まれてくる彼女は、どんな時代を生きるのでしょう。





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